TIME IS LIFE〜生活の質を上げる情報を提供します〜

You Must Action〜人生を変えるために、行動しろ〜

生活の質を上げるための情報を提供します

投資を始めるならこの本を読め!!

私自身投資を始めたのですが、投資ってなんなのかよく分からないという方もたくさんいると思います。「これから投資を始めたいけど、不安な気持ちがある」という方の背中を押してくれる1冊を紹介します。

私自身も投資のバイブルとして何回も読み直している本です。

著マックスギュンターのマネーの公理です。

内容をさらりと紹介していきたいと思います。

 

 

 

マネーの公理 スイスの銀行家に学ぶ儲けのルール

マネーの公理 スイスの銀行家に学ぶ儲けのルール

 

 

 

 

紹介されている公理は、チューリッヒの公理と言われています。12の重要な公理と、16の副公理から構成されている公理ですが、重要な12の公理を簡単に紹介していきます。

 

第一の公理 リスクについて

-心配は病気ではなく健康の証である。もし、心配なことがないのなら、十分なリスクをとっていないということだ-

この公理では、リスクについて書かれています。一番強いメッセージは、

心配や不安は歓迎しろ。

ということです。ただ、前提として、意味のある勝負が前提となっています。

自分からリスクがあるところに飛び込んで行き、それに関する心配事は歓迎しろということだろうと思います。

 

第二の公理 強欲について

-常に早すぎるほど利食え-

人間は強欲です。せっかく勝っているのに、もっともっと!!となってしまいます。皆さんも経験がありますよね。チューリッヒの法則では、あらかじめどの程度の利益が欲しいかを決め、それを手に入れたら素早く身を引くと教えています。

 

第三の公理 希望について

-船が沈み始めたら祈るな。飛び込め-

この公理も人間の本能に歯止めをかけるような公理です。たとえば、自分が投資したものの価値が落ち始めたら、またきっと上がる・・・!!と切れない人が多いと思います。公理が大切と述べているのは、小さな損失は人生の現実として甘んじて受け入れ、大きな利益を待つ間には、何度かそういう経験をすると考えろ。

です。下がったらスパッと切る。それが大切なんですね。

 

第四の公理 予測について

-人間の行動は予測できない。誰であれ、未来がわかると言う人を、たとえわずかでも信じてはいけない-

経済評論家や知識人達が、将来はこうなる!!!と発表したりしますよね。ノストラダムスの大予言なんかも皆さん知っているのではないでしょうか。それを全否定します(笑)未来は予測できないのは、どうやらほぼ間違いないようです。将来の予測に関しての考察で、著者ユヴァル・ノア・ハラリのホモ・デウスにも面白い考察が出ているので興味がある人は是非。脱線しますが、この本も個人的には面白くて大好きです。

 

ホモ・デウス 上: テクノロジーとサピエンスの未来

ホモ・デウス 上: テクノロジーとサピエンスの未来

 

 

 

第五の公理 パターンについて

-カオスは、それが整然と見え始めない限り危険ではない-

カオス=渾沌です。何かごちゃごちゃしているイメージですかね。人間は、カオスを嫌います。すると、どうなるでしょうか。その中に法則を見つけ出そうとするのです。

少し株を勉強した人なら分かると思います。チャートから上げ値を判断したりなど。

まさにあれですね。マネーの公理では、法則を見出した瞬間に崩れ去る人々が描写されています。カオスはカオスのままの方がいい、法則などありはしない、という考え方です。

 

第六の公理 機動力について

-根を下ろしてはいけない。それは動きを遅らせる-

保険会社の積み立てだから大丈夫。銀行にずっと預けていれば減ることはない。という考えを持っている人はもちろんいると思います。が、投資においてそれはいけないことだ、と述べています。上にでてきた法則(第二、第三の法則)を実践すれば、機動力が落ちることはありませんね。もし、安心という言葉が頭の中によぎったら、この公理を思い出して下さい。

 

マネーの公理 スイスの銀行家に学ぶ儲けのルール

マネーの公理 スイスの銀行家に学ぶ儲けのルール

 

 

 

第七の公理 直観について

-直感は説明できるのであれば信頼できる-

直感で何かを決めることってありますよね。個人的に直感はとても大切だと思います。

有名な実験で、「ファーストチェス理論」という実験があります。これは、5秒で考えた手と、30分かけて考えた手は、86%が同じだというものだということです。この実験から直感がいかに当たるかが分かりますね。ただ、この実験のチェス騎士は一流の人達ということを忘れてはいけません。自分が多くを知らない分野で直感に頼り過ぎるのは

危険ということです。この定理では、直感が根拠をもって説明できるのであれば、問題はないと述べています。

 

第八の公理 宗教とオカルトについて

-宇宙に関する神の計画には、あなたを金持ちにすることは含まれていないようだ-

占いだったり、ラッキーナンバーだったりとの付き合い方が書いてあります。

もちろん、信じろ!!!!なんてこの本には書いてありません(笑)ただ、楽しむ範囲で活用しろと書いてあります。

 

第九の公理 楽観と悲観について

-楽観は最高を期待することを意味し、自信は最悪に対処する術を知っていることを意味する。楽観のみで行動してはならない-

本書の中で、楽観は人を惹きつけるとの記述もあるので、著者は楽観を否定しているわけではない。大切なのは、問題を対処する術を持ち、自信を持つこと。私自身職業柄想定問答をすることがよくありますが、最低を考えて動きます。楽観のみでも、悲観のみでもダメ。バランスが大切ですね。

 

第十の公理 コンセンサスについて

-大多数の意見は無視しろ。それはむしろ間違っている-

投資をするにあたって、「安く買って高く売る」は基本ですよね。ただ、市場原理が働くと、みんなが欲しがると高くなり、いらなくなれば安くなります。つまり、みんなが注目し始めてから動き出しても十分な利益は得られないということです。

みんなが、「そんな株買う意味あるの?」と思っているときに買わないと意味がないんです。大多数の意見が正しいことももちろんありますが、自分自身でしっかり考えて行動することが大切ですね。

 

第十一の公理 執着について

-もし、最初にうまくいかなければ、忘れろ-

モノへの執着とか愛着とかありますよね。「この土地は20年以上住んできたから手放せない・・・」という価値観ですね。バッサリいうと、本書では愛着、執着に振り回されることはいい結果を生まないと述べています。

大事なことは、この先、投資対象を持っている価値はあるのか。という視点です。

 

第十二の公理 計画について

-長期計画は、将来を管理できるという危険な確信を引き起こす。決して重きを置かないことが重要だ-

本書は、長期的に同じ株や不動産を持つことを否定しています。「これで将来は安全だ。」という錯覚を引き起こすからです。第四の公理で述べたように、将来は誰にも予測できません。その都度、自分で考え、この株は持っておくべきなのかを判断しながら投資することが大切ということですね。

 

以上が重要な公理です。

参考になる部分はありましたか?少しでもお役に立てれば嬉しいです。みんなでお金持になりましょう!!!

 

マネーの公理 スイスの銀行家に学ぶ儲けのルール

マネーの公理 スイスの銀行家に学ぶ儲けのルール