(書評)ウォーレンバフェット流!!!投資家として大切な心構え〜伝説の投資教室 パートナーへの手紙が教える賢者の哲学〜
投資系の本を読み始めて数日。投資家として有名なウォーレンバフェットの本の読みました。
この本です。
バフェット 伝説の投資教室 パートナーへの手紙が教える賢者の哲学
- 作者: ジェレミー・ミラー,渡部典子
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2016/11/23
- メディア: 単行本
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バフェットの名前が本の題名に入っていますが、書いているのはジェレミー・ミラーという人物です。
本文の中に、バフェットはこの本に一切関わっていないとの記載もあります。
ただ、バフェットの手紙などからよく考察されており、バフェットが投資に対してどういうスタンスなのかは非常によく分かります。
非常に読みやすいです。専門用語もそこまで出てくるわけではないし、楽しみながら読めるように工夫されているように感じました。
バフェットの投資の技術というよりも、投資家としてのスタンスについての記述が多いなーという印象でした。
そもそもバフェットは、短期売買には否定的な立場をとっています。
そして、市場は、予測できないものということを認めています。
実際、バフェットがどのようなスタンスでいたのかを少しだけ紹介します。
1、短期的にみると市場は、すっかり混乱し不合理なときもあるが、長期的に見ると、その証券の内在価値に見合ったものになる。
バフェットとは特に、企業分析を重視していたようです。
何故ならば、投資家は企業を買うのであって、市場で勝負するわけではないからです。
なので、企業分析をしっかりと行い、その証券の内在価値を正確に判断できれば、取引で不利になることはまずないと述べています。
バフェットの師匠であるグレアムは、「短期的にみれば市場は投票機のようだが、長期的に見れば計量器に近くなる」と言っているため、バフェットはこのグレアムから非常に多くの投資哲学を学んでいたようです。
2、複利の力
本書では、複利の力についても書かれています。複利の力に、バフェットは多大な信頼を寄せています。
売買には必ず手数料がつきます。が、手数料もその瞬間だけ見たら微々たるものかもしれませんが、複利の力によって非常に大きな損失となりうるのです。
なのでバフェットは、できるだけ売買を繰り返さずに基本的には株を持ち続けるというスタンスを貫き通しています。
この本を読んで、投資に対するイメージはだいぶ変わりました。
株というと、儲けるためや短期売買のイメージが強かったです。
しかし、「投資は企業の一部を買うことである」ということを受けて、企業分析をしっかりと行い、そして信頼できる企業の株式を購入し、長い間応援できるスタンスも非常に大切だと思いました。
ただ、人生経験。(笑)
短期売買もやってみようと思います。もちろん企業分析やチャートの読み方を勉強して、ギャンブル要素を極力減らす方向でやっていきたいと思っています。
今日も1日勉強します。頑張りましょう!!!!!!